不動産の固定資産税評価額を知る方法と計算方法

不動産の固定資産税評価額を知る方法と計算方法
不動産の固定資産税評価額を知るためには、固定資産税納税通知書に目を通す必要があります。
ただし、他人が所有している不動産の評価額を知る場合は、不動産の売却相場から算出することが一般的です。
この計算方法は、土地と建物では異なりますので注意が必要です。
土地の固定資産税評価額の計算方法
土地の固定資産税評価額を算出するためには、土地の売却相場に0.7を乗じます。
具体的には以下の計算式に従います。
土地の固定資産税評価額 = 土地の売却相場 × 0.7 この0.7という数値は、土地の評価額が公示価格の70%を基準に算出されるためです。
公示価格とは、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年公表する、標準地の評価額のことを指します。
この数値を利用することで、土地の固定資産税評価額の目安が得られます。
参考ページ：不動産購入後の一戸建て固定資産税の平均や相場っていくらかを解説！
建物の固定資産税評価額の計算方法
一方、建物の固定資産税評価額を知りたい場合は、建物の売却相場に0.6を乗じます。
具体的には以下の計算式で算出します。
建物の固定資産税評価額 = 建物の売却相場 × 0.6 0.6という数値の根拠は、建物の評価額が再建築価格の約60%を基準に算出されるためです。
再建築価格とは、建物をもう一度建て直す場合にかかる費用を指します。
建物の経年劣化などを考慮して補正を加えた数値が使用されます。
この方法により、建物の固定資産税評価額の目安が推定されます。
固定資産税額の計算方法
固定資産税評価額を算出したら、固定資産税額を計算します。
計算式は以下の通りです。
固定資産税額 = 固定資産税評価額 × 税率1.4% ただし、税率は各自治体によって設定が異なるため、地域ごとに異なる税率が適用されます。
具体的な税率は地方自治体の条例に基づいて定められますので、確認が必要です。