銀行融資の審査基準とは
銀行や金融機関から融資を受けるためには、厳しい審査が行われます。
その審査基準を説明し、ワンルームマンション投資を始めた場合とマイホームを購入してからワンルームマンション投資を始めた場合の違いを詳しくお話しします。
銀行融資の審査では、下記のポイントが注目されます。
1. 給与収入:定期的に安定した収入があるかどうかが重要です。
2. 副業収入:もし副業をしている場合は、その収入も考慮されます。
3. 所属会社についての情報:勤めている会社の評判や信頼性が確認されます。
4. 勤続年数:長期間安定して勤めているかどうかも重視されます。
5. 雇用形態:正社員や派遣社員など、雇用形態も審査の要因となります。
6. 負債の有無:住宅ローンや自動車ローン、分割払いやリボ払いなどのローンの有無が確認されます。
特に、負債の有無は重要な要素です。
これには消費者金融の借金だけでなく、住宅ローンや他のローンによる購入も含まれます。
毎月の支払いが生じるため、これらは負債とみなされるのです。
それでは、ワンルームマンション投資を始めようとするAさんとBさんの場合を考えてみましょう。
両者の年収は600万円で、手取りは40万円です。
しかし、Aさんは既にマイホームを購入しており、毎月15万円の住宅ローンを返済しています。
一方、Bさんはローンの返済はしていません。
この2人が銀行でワンルームマンション投資のためのローンの審査を受ける場合、以下のような審査結果になります。
Aさんの場合、毎月の余裕資金は以下のようになります。
40万円(給与収入) – 15万円(住宅ローン) = 25万円 先ほどもお伝えしたように、住宅ローンは負債と見なされますので、手取り額からその分を差し引かれることになります。
参考ページ:マイホームと投資用マンションの購入はどっちを先に購入する?
マイホーム購入後のワンルームマンション投資の資金比較
AさんとBさんの場合を比較してみると、Aさんは既に住宅ローンの返済があるため、毎月の手取り額からその支払い分を差し引かれます。
一方で、Bさんは住宅ローンの返済がないため、手取り額をそのまま自由に使えるお金として利用できます。
具体的には、Aさんの場合は月に40万円の給与収入があるため、住宅ローンの返済分を差し引いた金額を利用できる資金となります。
このため、ワンルームマンション投資を始めるために利用できる資金は月に25万円となります。
一方で、Bさんの場合は住宅ローンの返済がないため、毎月給与収入の40万円をそのまま利用できる資金となります。
そのため、ワンルームマンション投資を始めるために利用できる資金は月に40万円となります。
つまり、マイホームを購入してからワンルームマンション投資を始める場合は、既に住宅ローンの返済があるため、手取り額から支払い分を差し引かれることになります。
一方、ワンルームマンション投資を始める前にマイホームを購入している場合は、住宅ローンの返済分を考慮せずに利用できる資金が大きくなるのです。